2019年度 地域型住宅グリーン化事業   

地域型住宅グリーン化事業は、地域における木造住宅生産体制を強化し、環境負荷の低減を図るため、中小住宅生産者等が、他の中小住宅生産者や木材、建材流通等の関連事業者とともに連携体制(グループ)を構築して省エネルギー性能や耐久性等に優れた木造住宅・木造構築物の整備及び木造住宅の省エネ改修を促進し、これと併せて行う三世代同居への対応等に対して支援を行うことにより

(1)地域の中小住宅生産者等が供給する住宅に関する消費者の信頼性の向上

(2)関連産業の多い、地域の木造住宅市場の振興による地域経済の活性化

(3)地域の住文化の継承及び街並みの整備

(4)地域の林業・木材産業関連事業者と住宅生産関連事業者との連携構築を通じた、木材利用量の増加及び森林・林業の再生

(5)住宅の省エネルギー化に向けた技術力の向上

(6)子育てを家族で支え合える三世代同居など複数世帯の同居がしやすい環境づくり

を目指すものです。

これらの観点から、地域型住宅グリーン化事業では、上記連携体制による、グループ毎に定められた共通ルールに基づく木造住宅・木造構築物の整備及び住宅の省エネ改修を行うグループを公募によって募り、その取組が良好なものについて国土交通省が採択し、採択されたグループに所属する中小住宅生産者が当該取組内容に基づく木造住宅・木造構築物の整備及び住宅の省エネ改修を行う場合、その費用の一部を予算の範囲内において補助するものです。

地域型住宅グリーン化事業に対する取り組み   

【地域型住宅の名称】 家族が笑顔になる家

【対象地域】  東京・埼玉・山梨

【グループ名】 ハートすまいる会

【グループ結成年】 2016年

【対応方針】

(1)地域の気候・風土等に根差した地域型住宅の重視する性能

・ 首都圏直下型地震を考慮し、耐震性を重視した設計に可能な限り配慮する。(耐震等級2、または柱直下率50%、壁直下率60%以上を推奨)

・ 全棟に対して地盤調査を実施する。

(2) 地域の気候・風土等に根差した地域型住宅の建て方や様式

・ 木造軸組工法を標準とし、構造材(床・柱・梁・桁等)に地域材を50%以上用いる事を目標とする。

・ 枠組み壁工法等も学び、活用できる様にする。

(3)地域の気候・風土等に根差した地域型住宅のデザインルール

・ 可能な限り自然風や日射など、周辺の環境を利用した設計に配慮する。

・将来の三世代同居など、バリアフリー化に出来るだけ配慮する。

(4)①~③の背景

・ 温暖な5・6地域から寒冷な4地域まで幅広いエリアが該当する為、夏の通風や冬の日射など可能な限り当該地の自然環境に配慮した設計とする。

(5)その他 ※上記項目以外でグループ独自のルール・目標

・ 住まい手の安全、快適性と周辺環境との調和を出来る限り配慮した設計とする。