フクビ化学工業、床衝撃音低減材を発売
約5~10dBの改善効果
フクビ化学工業(福井県福井市)は、戸田建設と共同開発した粒状床衝撃音低減材「サイレントドロップ」を発売した。
新開発の「サイレントドロップ」
重量床衝撃音に対しては、コンクリートスラブを厚く打設する、重量物を積載する等の改善策が一般的だが、躯体にかかる負担が高く、施工性も悪いのが課題だった。
基材となる特殊遮音粒材
サイレントドロップは粒状の再生樹脂で、振動エネルギーを効率的に吸収し、重量床衝撃音の放射を抑制。約5〜10dB改善するという。重量も軽く、6〜8kg/平米と、コンクリートスラブの約1/ 20。
製品は基材を袋に梱包した形になっている。施工は天井1平米あたり1.5〜2個程度、袋を設置するだけで済む。
「サイレントドロップ」の天井への敷設イメージ
リフォーム産業新聞(2017/11/28発行)21面より