【住宅リフォーム売上ランキング2018・大手分析】累計売上高1位は住友不動産
リフォーム産業新聞2018/09/24より
10年間で最もリフォーム売上を稼いだのは住友不動産グループ。編集部では大手企業の10年間の累計リフォーム売上高を調査。新築そっくりさんを主力とする住友不動産グループが1兆1259億円で1位となった。
積水ハウスも1兆超えで2位
1位の住友不動産は主に戸建ての全面改装が主力で、1件単価が1200万円を超えるのが特徴。高単価リフォームの受注を積み重ねることで大きな売り上げをあげる。これまで12万棟の完工実績があり、全面改装については国内最大級の実績がある。
住友不動産を猛烈な勢いで追いかけているのが積水ハウスだ。2008年時点で積水ハウスのリフォーム売上高は470億円。一方、住友不動産は約2倍の960億円。両社の差は大きな開きがあった。
しかし、積水ハウスはリフォームを年々強化。14年度には1300億円を超え、長年トップだった住友不動産を超え、業界1位となった。17年度まで継続して1300億円以上を売り上げる中、住友不動産は1200億円台でとどまっており、両社の累計売上高の差は小さくなっている。積水ハウスの累計売上高は2位の1兆636億円。
3位は積水化学工業。同業他社に比べて既存顧客の徹底したアフターフォローが強みで、累計9260億円売り上げた。太陽光発電システムの販売で大きく業績を伸ばしたが、最近は減少傾向。事業拡大のために外装などの新商材の提案強化に乗り出している。
4位は急成長中の大和ハウス。5位がミサワホームとなっている。表では1500億円以上を売り上げた企業のみをピックアップしているが、9位までは大手不動産、ないしハウスメーカーがランクイン。10位には家電量販店のエディオンが続いた。
リフォーム専業ではヤマダ電機に吸収合併されたナカヤマが11位でトップ。同じく専業のニッカホームが12位。
《調査概